この仕事を始めたきっかけ

大学時代に祖父の相続を経験し、手続きの複雑さと、家族の気持ちのすれ違いを目の当たりにしました。もっと早く相談していれば、負担や不安を減らせたはずだと痛感したのが、この仕事を志した原点です。
司法書士として働き始めてからは、数字だけでなく、そのご家族の背景や想いに寄り添うことの大切さを学び続けています。
司法書士山田 太郎
相続・不動産・家族間の整理が必要な相談を中心に、
相談者の状況に合わせて選択肢を整理し、納得できる判断を支援している。

相続や不動産に関する相談では、制度上の正しさだけでなく、家族の状況や将来まで考えた判断が必要になることがあります。
今回は山田さんに、相談者と向き合う際に大切にしていることや、これまでの経験について伺いました。

大学時代に祖父の相続を経験し、手続きの複雑さと、家族の気持ちのすれ違いを目の当たりにしました。もっと早く相談していれば、負担や不安を減らせたはずだと痛感したのが、この仕事を志した原点です。
司法書士として働き始めてからは、数字だけでなく、そのご家族の背景や想いに寄り添うことの大切さを学び続けています。
最初の相談では、すぐに答えを出さず、まずはお話を丁寧に伺うことを心がけています。家族構成や資産の状況、これまでの経緯や気持ちの整理など、話すことで見えてくることが多くあります。
そのうえで、今の状況を一緒に整理し、複数の選択肢を提示して、相談者自身が納得して選べるようにサポートしています。

相続した実家の扱いについて、兄弟で意見が分かれてしまったご家族の相談が印象に残っています。
それぞれの気持ちを丁寧に伺い、売却・賃貸・保有のパターンを比較しながら、将来の負担や収支の見通しを整理しました。
最終的に、全員が「これなら納得できる」と思える形で合意できたときは、本当に良かったと感じました。
制度や税制の知識はもちろんですが、それだけで判断することはありません。そのご家族にとって無理のない選択肢かどうか、将来の生活や人間関係にどんな影響があるかまで考えます。
必要に応じて、司法書士や不動産の専門家、保険の専門家などと連携し、チームで支えることを大切にしています。

相談するタイミングが早いほど、選べる選択肢は広がります。「こんなこと聞いていいのかな」と思う段階でも、ぜひ気軽に相談してください。
一緒に整理することで、漠然とした不安が少しずつ解消されていきます。一人で抱え込まずに、まずは話してみてください。きっと道筋が見えてきます。
相談者さまが、相談後の状況や背景を一つずつ確認しながら整理する。
メリットだけでなくリスクも伝え、納得して選べる状態をつくる。
必要に応じて自分の専門外につなぎ、無理に一人で抱え込まない。
お話を伺って印象的だったのは、すぐに答えを出すのではなく、相談者の状況を整理してから選択肢を提示する姿勢でした。制度の説明にとどまらず、相談後の暮らしまで見据えて伴走する姿勢が、この専門家の大きな強みだと感じました。